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2024.1.9
はかり事業100周年記念サイトを公開しました。

はかり事業100周年 100th Anniversary

クボタの「はかり事業」は、2024年に事業100周年を迎えます。
長年の歴史で築き上げたつながりを大切に感謝の気持ちを伝えるとともに
培ってきた技術を活かし、次の時代へさらなる飛躍を追求する機会と捉えています。

”正しくはかる” ことで、社会の発展に貢献し続けてきたクボタ。
私たちはこれからも”はかる”の新しい価値を創出し、
人々の豊かな未来を支え続けていきます。

MESSAGE

クボタの「はかり事業」は、時代の流れに従って、求められる役割が変化してきました。
戦後の高度成長期には鉄鋼、セメントなど、国づくりのための増産体制を、オイルショック後は自動車、化学、エネルギ―など個人消費向けの大量生産を下支えしてきました。
そして、情報化社会となった現在においては、自動化・省力化・DX化による生産性向上や、高精度計量による品質向上を実現する役割の期待に応えています。

はかり事業の歴史はこちらから

Kubota Scale Business 100th Anniversary

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COLLABORATION COLLABORATION

藤城清治美術館

クボタ「はかり事業」100周年を記念して、影絵作家の藤城清治さんにご協力いただき、記念ビジュアルを制作していただきました。
藤城清治さんは光と影のファンタジーを描く芸術作家として、大変ご著名であり、誰もが一度は作品を目にしたことがあると思います。

クボタは、優れた製品・技術・サービスを通じて社会の発展に貢献し、 地球と人の未来を支え続けることを目指しています。
一方、藤城清治さんは素晴らしい作品を通じて、 社会が未来を切り拓くための夢や希望をたくさんの方々に届けています。
クボタと藤城清治さんのそれぞれの活動における『豊かな未来を支える取り組み』が 共通項であることに感銘を受け、 クボタはかり事業100周年の記念ビジュアル制作を依頼させていただきました。

東洋計量史資料館

戦後日本の急速な工業化に歴史的な役割を果たしてきた機械式の工業用はかりをクボタは、電子はかりの普及後も社内で保管していました。これらは計量史上の貴重な製品であり、後世に広く伝え残すことは、はかりの未来にも意味があるはずです。

そこで今回、はかり事業100周年を機に所蔵数1万2千点に及ぶ国内最大の計量史展示館である東洋計量史資料館にクボタ歴代の工業用はかり5点を寄贈し、保存、展示いただく運びとなりました。

はかりのはなし STORY OF SCALE はかりのはなし STORY OF SCALE

1

質量のナゾと魅力

人びとの暮らしの身近な存在であり、経済取引の基盤となる「質量」。文部科学省の新学習指導要領によれば、小学校3年の3学期に「重さの単位(g,kg,t)」を学ぶのが標準とされています。それ以降、幾度となく計測したり、確認したりして慣れ親しんできたはずの質量ですが、実はとても奥が深い「量」なのです。そのナゾと魅力についてご紹介します。

2

はかりと重力加速度

はかりを正しく使うには、「誤差」を発生させる要因を知っておくことが大切です。その要因の一つが「重力加速度」です。国際法定計量機関(通称:OIML(International Organization of Legal Metrology)の国際勧告でも、はかりとは「任意の物体の質量を、その物体に作用する重力を利用して測定するために使用される計量器」と定義されており、「重力」ははかりにとって大変重要な意味を持っています。

3

計量単位<kg>の特異性

例えば、長さの計量単位として、昔は複数の単位(メートル、ヤード、尺など)が混在していました。しかし経済取引のグローバル化にともない、国際単位系を統一する必要に迫られ、7つのSI基本単位が制定され現在に至ります。質量の単位である〈kg〉もその基本単位の一つですが、他の6つ(時間、長さ、電流、熱力学温度、物質量、光度)と比べて、とても難しい存在だったのです。

4

厳しい計量法の規制

度量衡(計量の基準を定めた制度)は洋の東西を問わず、古代文明のいにしえから存在していました。わが国に目を転じると、日本史の教科書には、702年に文武天皇が唐の制度を導入して計量単位を統一したことや、天下統一を遂げた豊臣秀吉が太閤検地において、全国統一の竿(長さ)や枡(容積)を採用したことが書かれています。国づくりと人々の暮らしに必要不可欠な計量法の規制についてご紹介します。