導入事例
洗浄剤を安定供給するための基盤を整備
清潔に保たれた環境で人工透析をおこなうことで患者のQOLが向上します。そのため装置内の細菌や汚れを除去する必要があります。清潔を保つためには人工透析装置用除菌洗浄剤は非常に重要であり、医療期間への安定供給を下支えしているのがクボタの液体充填機です。

概要
施設 | アムテック株式会社 |
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設置場所 | 非医薬品製造エリア |
製品 | 半自動型液体充填機(3ライン・液体充填機6台) |
導入の目的 | 医療用除菌洗浄剤の定量充填と安定供給 |
お客様の声
導入の決め手は充填機の精度と信頼性
弊社は、主に医療用除菌洗浄剤を開発・製造・販売しているメーカーです。 人工透析装置に使用する除菌洗浄剤を日本で初めて開発し、医療装置メーカーや病院に供給しています。日本・中国・タイに製造拠点を持ち、安定供給する体制を整えています。
クボタ製の液体充填機を初めて導入したのはタイ工場です。(※1)ただ、国内製造委託先で長年使用されており、弊社製品との付き合いは数十年になります。品質も良く、導入後も問題なく稼働していることはタイ工場への導入時の参考になりました。実際にタイ工場に導入後も問題なく稼働したため、その後、国内(兵庫県神戸市)の新工場設立の際にもクボタ製を考えていました。液体充填機導入の選定で重視したのは、充填精度と信頼性です。強酸性および強アルカリ性の液体製品が数多くラインナップされていることから、それらに対応できる材質かどうかも重要な点でした。設定した容量ピッタリに充填できる能力は当社の希望通りであり、液体充填機の製品本体以外のオプションの取り扱いも幅広く、液種に対応した充填ノズルの形状や材質の選定にも柔軟に対応していただけました。生産ラインのレイアウト検討は大変苦労しましたが、何度も打合せを重ねていく上で、一番作業効率の良いレイアウトができました。導入後、実際に生産してみると動線を少し変えたくなったのですが、クボタの半自動型液体充填機はカンタンに移動でき、より一層作業しやすいレイアウトに変更できたのも良かったです。
※1:海外への販売につきましてはお問合せください。



(小容器への充填対応と作業者の安全確保)

(段ボール箱に入ったままの状態で充填可能)
液体充填機による作業効率化で安定供給を維持
現在は、神戸工場の1階に製造ラインを3ラインで液体充填機を6台設置しており、生産量は1日平均約500箱です。人工透析装置用除菌洗浄剤は、人工透析装置で水と希釈して使用されます。そのため、製品の容量が一定でないと使用時の濃度が変わってしまいます。よって、充填機にはなによりも精度を求めます。ボタン一つで一定量の正確な充填ができ、充填作業の人員を他の作業に従事させることができるので、効率のよい生産に役立っています。今後も医療機関への安定供給維持に努めていきたいです。

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