重量式フィーダロスインウェイト式フィーダ NX-T12(2軸スクリュ)/微小流量
高機能樹脂の需要増とともに、プラスチックコンパウンドの連続生産プロセスには、押出機への高精度・正確な供給ができる定流量供給機が必要不可欠です。NX-T12は、「ロスインウェイト式」で微小流量の高精度かつ安定的なフィードを実現。ラボラインはもちろん、生産ラインにおいても微量配合の添加剤をプレミキシング工程無しで個別にフィードできるようになりました。
- 概要
- 詳細・オプション
- 構成図
幅広い原料に対応
高いブリッジ防止性能を実現し、パウダだけでなくペレットやファイバ等様々な原料に対応できます。
高い供給精度
新開発の斜め型アジテータで、原料の上下動を少なくして重量値が安定させ、またスクリュへの原料充填も安定させました。
容易なメンテナンス
分解パーツが少なく構造もシンプルなので、分解清掃時の作業性が良好です。ギヤボックスには交換・補給なしで長期間仕様できるグリース潤滑を採用しています。
対応原料例
・ペレット ・酸化チタン ・各種添加剤
・樹脂パウダ ・カーボンブラック ・フィラー
・炭酸カルシウム ・酸化防止剤 ・顔料
・タルク ・グラスファイバ
型式 |
流量範囲 |
ホッパ容量 |
ひょう量 |
電源 |
NX-T12E-MP |
10mL/h~10L/h |
6L |
3kg |
AC200~240V±10% |
斜めアジテータ構造で安定した制御
アジテータが壁面近傍で回転するため、原料の上下動が少なく、重量値の変動が抑えられることで、安定した制御運転が可能となりました。
逆テーパのシュート構造
シュートを逆テーパ構造にすることにより、原料の圧縮を軽減し、耐ブリッジ性を向上させ、より幅広い原料に対応可能となりました。
密充填構造
アジテータがスクリュへの供給口全域を、原料を押し込みながら通過するため、スクリュへ原料がムラなく充填され、従来機よりも正確な低流量供給を実現しました。
WF-OT オペレーションターミナル
フィーダの運転状態(実績流量・警報)などを素早く把握できるオペレーションターミナルです。メニューのカテゴライズ、ユーザレベルによるアクセス管理にも対応しています。
FTC(フィーダ・テクニカル・センター)
数多くのテスト機とパーツを保有しているクボタのフィーダーテクニカルセンター。充実のテスト設備の中で、様々な粉体やペレットに対するテストを行っています。今まで1万件を超えるテストを行いデータを収集し、粉粒体に関するノウハウを蓄積してきました。
FTCについて詳しくは詳細でご確認ください。
オプション
WF-DT 集中管理操作ターミナル
複数のフィーダ(最大20台まで)を1画面から一括管理できる操作ターミナル。5年間の長期間に渡るシステム状態の把握が可能なので、品質管理やトラブル発生時の問題解決に最適です。また日本語・英語・中国語(繁体字/簡体字)・韓国語での表示に対応しています。
コンパウンド業界向け
ライン遠隔監視システム 【CraftPat】
フィーダや押出機の運転状態をリアルタイムに「見える化」し、品質管理に貢献します。トラブルの早期発見はもちろん、原因分析、早期復旧に役立ちます。Webブラウザベースなので高速通信し、設備変更に対しても設定・変更が容易なシステムです。お客様のラインに合わせて構築させて頂きます。