トラックスケールとは
トラックスケールは積み荷を車両に積載したまま計量するための大型の計量器で、台貫(だいかん)や看貫(かんかん)とも呼ばれます。
トラックスケールは、以下の3つの主要な要素で構成されており、クボタは一貫生産を行っております。
載台部:トラックを載せるための台座部分です。
荷重検出部(ロードセル):トラックの重さを電気信号に変換する部分です。
指示計:ロードセルからの信号を数値で表示する部分です。
トラックスケールは、インターチェンジやリサイクルプラント、コンテナヤード、アスファルト合材工場、素材工場、生コンプラント、水処理プラント、LPG基地、食品工場、果樹園、茶畑などの幅広い業界と場所で過積載防止や原料受入れ、製品出荷などの計量に使われています。
トラックの車種や車両サイズも幅広く、軽トラック、パッカー車、ダンプ車、コンテナトレーラー、ミキサー車、バキューム車、本質安全防爆型ローリー車などがあります。
クボタでは、車両サイズの他に、計量方法や使用目的、爆発危険箇所の有無、設置スペースなどに応じて下記の載台部をご用意しております。
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MLC-1F(地上設置型) 左右に設けたガードが主桁の役割を果たすため、地下に深いピットを設ける必要がないピットレスタイプ。 全高を極力小さくし、スケールの前後にコンクリートスロープを設けて、トラックの乗り入れを行う構造です。 |
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MLC-3F(ピット埋込型) 主桁・ロードセル部とも地中のコンクリートピットに設置する埋め込みタイプで、上面が地上面と同じレベル(全面フラット)になるため、スロープのスペースが必要ありません。 |
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MLC-7F1(超薄型ピットレスタイプ) 超薄型274mmのピットレスタイプ。 コンクリートでスロープを築造いただくことも可能です。 傾斜の緩やかなスロープで済みますので、基礎工事が容易です。 スチール製スロープでベタ基礎での設置も可能です。 |
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MLC-7F3(超薄型ピット埋込タイプ) ピット深さ325mmの超薄型埋込タイプ。 深く掘削できない場所への設置や基礎工事費用の圧縮が可能です。 メンテナンスカバーを開けて、直下ロードセルの点検整備が容易です。 |
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小ひょう量用 TS-KM-D-6T・10T・15T 小型トラックでの計量に適した、ひょう量や載台寸法の小さなシリーズです。 小型のため、据付・基礎工事もきわめて簡単。 もちろん、信頼性の高いマルチロードセル式を採用しています。 |
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軸重計 セメント業界などトラックへ積載物の充填が必要な場合にサイロ下に設置することで、充填時の重量チェックにより過積載を未然に防ぐことが可能です。 |
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本質安全防爆型IS わが国の防爆電気機械器具の検定に合格した本質安全防爆構造だから危険場所でも安心。 LPガスやガソリン、アルコールなどの可燃性ガス・蒸気などを扱う爆発危険雰囲気下でのローリー車による入出荷やバルク供給の管理に適しています。 デジタルロードセルによる質量計測のため、精度が極めて高く、より正確な充填制御、入出庫管理が可能になります。 |