はじめに
ドラムに巻かれた電線は、芯線に銅が使われていることから高価であり、在庫管理や入出庫の管理をしっかり行う必要があります。一方で、工事に必要な電線の所要量は「長さ(m)」で管理されることが多く、通常の台はかりで計測できる「重さ(kg)」との間にギャップがありました。今回は、この課題を台はかりの演算機能を使って解決した活用事例をご紹介します。

課題:電線の在庫管理は「長さ(m)」で行いたい
はかるモノは、ドラムに巻かれた電線です。工事現場などでは電線の所要量を「m」単位で扱うため、台はかりで重量(kg)を計測しただけでは、そのまま在庫・出庫管理に使うことができませんでした。
導入したしくみ:重量指示計の演算機能で「重さ」を「長さ」に変換
台はかりの機種は、重量指示計「KS-C8000-BM」とマルチロードセル式「KM-D計重部」の組み合わせです。ひょう量は150kgまたは300kgのタイプが選ばれています。

KS-C8000-BMは、以下の8種類の演算機能を内蔵したインテリジェントな重量指示計です。
活用のポイント
今回の事例では、このうち「除算」機能を使用しています。電線の重量値を、1mあたりの重量で割ることで、長さ(m)を算出することができます。
計算例 45.66kg ÷ 0.16kg/m = 285.4m
電線の種類によって1mあたりの重量は異なるため、あらかじめ種類ごとにコードを登録しておくことで、以降はコードを呼び出すだけで単重値を自動的に反映させることができます(例:コード10に「電力線A」を登録)。

また、あらかじめ分かっているドラムの重さ(例:10kg)をプリセット風袋引きとして登録しておくことで、電線のみの正味重量を表示させることも可能です。


